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米国オリジンズ (2004年6月23-27日) |
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フォトアルバム 米国オリジンズ/シカゴのダウンタウン | ||
<23日−前日> |
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今年のゲストはSean Astinという映画『ロード・オブ・ザ・リング』に出演していた少年。 |
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開場前日から、周囲はもうお祭り騒ぎ。ホテルのバーはエライことになっている。 深夜のウォーゲームルームを覗くと、すでにピックゲームのセットアップが多数完了しているではないか! ディシジョンゲームズ社が発売予定の『エンパイア・オブ・ザ・ミドルエイジス』と『ヴァータム・ライン』のマップも広がっていた。 特に、ジョー・ユーストの手になる『ヴァータム・ライン』のマップは芸術的だった。 |
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<24日−1日目> ウォーゲームメーカーの出展の大きなニュースとしては、MMP社が出展、クリティカル・ヒット社は自社ブースを出展せず、オメガゲームズのブースを間借りする模様。そんな話は聞いていなかったのだが、というわけで、オメガゲームズ社のブースは4枚の机をオメガ、ペイパーウォーズ、サンセット、クリティカル・ヒットの4社でそれぞれ分けることになる。しかし、24日初日にはクリティカル・ヒット社のスタッフはまだ姿を見せていない。 昨年多難だったGMT社は規模が縮小しているものの無事健在。同ブースにはL2Dのゲームも販売されていた。GMT、L2Dと経営スタッフの頭文字を取った社名ながら、どちらももはやスタッフが喧嘩別れしているところにいけないユーモアを感じる。 大きく躍進しているのは、ディシジョンゲームズ社。 リオ・グランデ・ゲームズ社の商品も取り扱い、開場直後はかつてのGMT社を彷彿させる人だかりができていた。ちなみに、ディシジョン社はレベル4のウィザード・オブ・ザ・コースト社に次ぐレベル3のオリジンズのスポンサーである。このブースにはタイ・ボンバの姿も見えるが、彼は内気なのかいつも決してレイバンのサングラスを外そうとしない。 全体的にTCGの減少傾向が顕著で、フリープレイの『D&D』が目立つ。 ちなみに米国では、『D&D』は3.5にバージョンアップしている。 |
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皆さんから頼まれていたゲームや雑誌を計12個見つける。ほとんど新品ばかり。 とはいえ、探し物は全部で94個。特にS&T誌が苦戦。数はたくさんあるのだが、求めている号はいずれもない。 |
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名古屋のバネスト系Mさんが一人でやってくる。名古屋組は今年は彼だけ。それでも来るとは根性あるなぁ。 最近結婚したらしいが、こんなところに来ていていいのか?と少し疑問に思う。 |
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<25日−2日目> |
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ゲームを探すが、もはやブースは全て見て回った。 オークション会場に行って、出品予定のゲーム群を探すが該当する物はなし。 次の手を考えよう。 |
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今日はJGC2004で販売予定のダイスのサンプルを買ってきた。 とりあえず、新製品の3面体には驚き。米粒の形で側面が3面に削れている。昨年の5面体よりはマシみたいだ。 後は5角柱の7面体、ラメの入った新しいカラーのダイスセット、35mmの20面体メタルダイスなどなど。 |
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RPGは盛況だが、サードパーティーのd20システムのゲームやサプリメントが氾濫している。 TITAN GAMESでは、1冊買ったらどれでも3冊プレゼントと書いてあったので、2冊買って8冊持ち帰ってきた。どれもハードカバーで重かった…。しかし、その中にはアヴァランチプレス社の書籍も発見! 帰りにそのアヴァランチのブースに寄ってみると、昨年までブースを占めていたRPG関連書籍は全く姿を消していた。 撤退したのは本当だった。 |
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<26日−3日目> |
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クリティカル・ヒット社の2人は昨日から来て横に並んでいる。 最近の米国のゲーム事情を聞いてみると、TCGの凋落ぶりはどこも同じよう。 RPGは上昇気流で、ウォーゲームは平行線。 最大の勢力はボードゲームらしい。デイブ曰く、「このオリジンズでもハスブローは我々の10倍の面積のブースで出展しているし、『MtG』が落ち込んできているウィザード・オブ・ザ・コースト社は作為的にブームを作っていくはずだ」とのこと。 たしかに、ナルホドと思える話である。 |
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今日は最大の収穫があった。 物販ブースが終わってからウォーゲームルームに行くと、ジョー・ユーストが『ヴァータム・ライン II 』のテストプレイをしていた。 で、いろいろと話を聞いてきた。 発売は10月を予定しているらしく、幸運にもプレイテストルールをもらえた。31ページのコピーとチャートが4枚。 これはセカンドバージョンらしく、次のサードが正式なルールになるらしい。 明日はディシジョンのブースに行って、社長のクリスと話をしてこよう。 |
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<27日−最終日> |
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だいたい最終日は販売以外で忙しい。 とりあえず、突然思いついた『ペイパー・ウォーズ』の版権をGETしてきた。『プラン・サンセット』に記事をピックアップして掲載していこうと考えている。ゲームの評価はできれば日本国内だけでなく、海外の意見も積極的に取り入れるべきだという個人的な方針から。 |
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持ってきたゲームは少し残ったが、米国内の取引しているショップに連絡を取って買ってもらい、宅急便で送った。彼らにしても、送料がとても安くなるので条件はよいはずだ。これで、収納ケースはほぼ空の状態。 あとはゲームの買い付け。 空いたスペースを計算して、アウト・オブ・ザ・ボックス社のゲームをたらふく買ってきて詰め込む。 今回も運搬用はスーツケースではなく、ホームセンターで普通に売っている押入収納ケース。ちょうど飛行機に載せられるギリギリのサイズがある。プラスチック製なのでテープを貼って補強している。機内に1人で持っていけるのは32kg×2+手荷物なので、いつも計算しながら荷物を詰めている。ちなみに、我が家にあるスーツケースは本体だけで約8kg。これだけで『太平洋艦隊』を15冊持っていけるのだから、もったいない話だ。幸い、今回はまだダメージを受けていない。下に付いているコマを4つ共はずしたのがよかったみたいだ。 |
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イベントが終了してから、オメガゲームズ社のビル・ギブスの車で空港へ送ってもらう。 |
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<番外編−シカゴにて> |
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17時。ウォータータワーで待ち合わせた日本人ゲーマーと会う。20年前に少し遊んだきりで再びこの世界に戻ってきた彼は、家族や友人とやってきた。非常に楽しい会食だった。 そして今、ホテルに帰って、こうしてキーを叩いている。 明日は帰国の途につく。 |
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